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2006年7月23日 (日)

外国為替基礎講座 1

日本経済新聞の東京・首都圏経済ページに素顔の東京と言うコラムがあります。

7月22日(土曜日)の同紙によれば、

休日に町歩き、散策したい街(人)

本郷・湯島・根津 102
吉祥寺 90
銀座・有楽町 80
奥多摩 75
原宿・表参道 70
自由が丘 60
下北沢 40
青山 38
浅草 35
お台場 34

映画に撮りたい街 (人)

本郷・湯島・根津 95
浅草 78
原宿・表参道 70
お台場 65
柴又 50
奥多摩 45
新宿 40
銀座・有楽町 38
青山 33
下北沢 30

となっています。

えらく母集団の小さなアンケートで統計学的に有意ではないなどと突っ込まずに、まあ、ヴォータンが生息・徘徊する地域がいずれも第一位になったと言うことで、誠にメデタイ、、、訳がありません(--;)

ヴォータンも、仕事と称して六本木界隈に出没しては、現地在住の皆様に色々とご迷惑をお掛けしてはおりますが、こちらはタダの住宅地。

ちょっと長くなりますが、記事を引用させて頂くと

+++++

 「ノスタルジーあふれる日本的なたたずまいが残っている」(女性・六十歳以上・専業主婦)などの支持を集めて、「休日に町歩き、散策したい街」の一位になったのが、本郷・湯島・根津だ。

 樋口一葉、坪内逍遥、宮沢賢治、石川啄木。この地に住まいを構えた文学者の旧居跡が点在。東大赤門、三四郎池、梅の名所の湯島天満宮や、つつじの名所の根津神社など、文学・自然・歴史散策を「時間がゆっくりと進むイメージ」(男性・五十代・会社員)の中で楽しみたいとする中高年世代の声が目立つ。

 そんな声に敏感に反応したのが東京の名所をめぐる「はとバス」だ。四月に日帰りの定期観光コースを全面刷新。谷中・根津・千駄木を歩いて楽しむプランを導入した。

(以下 省略)

+++++

休日に首都圏3000万人の数十パーセントを占める中高年が、「散策」に押し寄せる!

しかも、はとバスが参入して東京以外にお住まいの皆さんも大量にこの地域に動員する!

 

今日は、日曜日。ちょっと外に出てみましょう。

その筋の皆さんはひと目で分かります。

基本的に二人以上の団体行動。男性は、開襟シャツかごく普通のワイシャツと背広のものとおぼしきズボンに運動靴。女性も、シャツにズボンにもちろん運動靴。

中には何を勘違いしたのか、山登りにいけるような登山靴の方もいらっしゃいます。

――そりゃこの辺りは本郷台地とその周囲の小河川の名残で坂が多いですが(--;)

 

何が問題かと言えば、

(1)「散策」ですから、歩くのが遅い

こっちは、生活道路。狭い道を商店街が配った名所案内図(もちろん自分達の店の案内図付)を持ってうろうろされると近所のコンビニまでの到達時間が2倍になる。

 

(2)やたらと写真を撮る

しかも、ヴォータンが背景に入るとやめる( ̄▽ ̄;)様に見える

そりゃ確かにヴォータンの休日の格好は、ご期待の下町風情にそぐわない、アンドレ・アガシかマッケンローの出来損ないのテニスウェア。

来週から、皆様のご期待通り「健さん風の着流し」で歩くことにします( ̄m ̄)

 

(3)気軽に名所の場所を聞く

ただの住宅街なんで、説明が極めて困難。例えば、樋口一葉の使った(はずの)井戸。

http://www.asahi-net.or.jp/~hm9k-ajm/musasinobunngakusannpo/honngou/itiyou.htm

この記事にあるとおり、本郷4丁目の31番と32番の住居表示の間の露地なんですが、住居表示の並びはメチャクチャなんで、余程慣れていないと、31番近辺までたどり着くこと自体が不可能です。

且つ、角が目立つ建物ならともかく普通の家ですから、下手すりゃ

「角の○○さんの家から入った露地」

と言う説明になってしまいます。と言う事で、こっちも暇なんで、結局名所までご同行させて頂く羽目に陥ります(´▽`;)

 

それにしても、人に何かを正確に伝えるのは難しいですね。ちゃんと説明したつもりの人達が、何故かまたヴォータンの正面の道をこちら向きに歩いてきて「こんにちは(^^;)見つかりませんでした?」なんてことは、しょっちゅうですから。

 

と、言うことを覚悟しながら、外国為替市場の仕組みに関して少しご説明してみようと思います。

巷に、「外為証拠金取引で大儲け!」「こうすりゃ儲かるFX」「絶対あたるチャート分析」と言った、偶然当たった丁半バクチ術を絶対の真理のごとく述べる「とんでも本」のたぐいが氾濫した為、そもそも何でスワップポイントを貰えたり、払わされたりするの?とか、どうやってレートが出てくるの?と言った本が店頭から消えてしまいました。

そこで、ヴォータンが書くならこうなりますという形で、すこしご説明申し上げようと思います。

仕組みの説明ですから、読んでも絶対儲かりませんが、馬券を買うときに、競馬のルール、馬場の状況、血筋の話ぐらい研究しますよね?競艇のエンジンって、くじ引きで選手に配って、選手個人が出走前に調整するって知ってました?

知っててどうするんだ?と言われそうですが、基礎知識としては持っておいた方が良いでしょう。

 

以下、ヴォータンが、社内、社外を問わず初心者の研修の時に話してきたことをまとめて行きます。本当は普段どおり「バカ話」も交えて話が出来ると良いのですが、敢えて文章で挑戦してみます。

迷って、道をさかさまに歩いた時は、最初に戻って読み直してください。

++++

Ⅰ. 為替市場とは?
為替市場とは、通貨の交換を行う市場ですが、株式の様に「取引所」がある訳ではなく、基本的には電話とコンピューターネットワーク上で取引が成立していく状態を指しています。Aと言う通貨とBと言う通貨、はたまたBと言う通貨とCと言う通貨を交換するので、なにやら物々交換の様ですが、基本的には基軸通貨である米ドルを中心若しくは基準として各国通貨の取引を行っています。

2種類の通貨の交換ですから、ドル売り=円買い、ユーロ売り=ドル買いといった具合で、必ず相手になる通貨(対貨)が必要になります。この点が、一つの通貨の話で済んでしまう金利マーケットと大きく異なるところです。

 

<<取引のニーズ>>

今、アメリカへ輸出をしているA社と、同じくアメリカから輸入をしているB社があるとします。

A社は、国内で製造にかかった費用を支払うために、受け取った米ドルを円に変える(ドルを売って円を買う)必要があります。B社は輸入代金を米ドルで支払う為に、円を売ってドルを買い、送金する必要があります。

A社はドル売り(円買い)、B社はドル買い(円売り)ですから、ドルを売りたい人とドルを買いたい人がいるという点では、両者の取引は市場で簡単に成立する様に思われます。

しかしながら、実際のビジネス上はそううまくいきません。例えば、実際にA社にドルが入金されるのは5月20日だとします。そうすると、5月20日にしかドルを売ることができません。

一方、B社も3月31日が送金期日となっている為、3月31日を決済日としてドルを買う必要があります。

ドルの売り手と買い手が丁度出てきていい塩梅だと思っても、実務的には決済日の相違が大きな障害となって、この両者の取り引きを直接結びつけることが出来ない訳です。A 社にちょっと早目にドルを集金してもらって、B 社に相手先への支払を遅らせてもらうということは、実業の世界では不可能です。

もっとも、マーケットには様々な決済日、様々な金額の取引が大量に出てきている為、それらを全部合わせていけば、何時かはぴったりとあう相手と出会うことが出来るかもしれません。これだけインターネットが発達している訳ですから、そのネットワークを利用すれば可能なように思えます。

しかし、取引相手の信用(決済日が先日付ですから、取引成約時から決済日までのリスクが発生します)をチェックしたり、細かい金額の差異を合わせたりといった障害を乗り越えるコストを考えると、取引がスムーズに成立するのは困難でしょう。

 

Ⅱ. スポットマーケット
ここで最大の障害となっているのは、決済日の違いです。よって、まず時間の概念を捨てて、ともかく「ドル売り」なのか、「ドル買い」なのかだけを持ち寄って、取引を成立させるというステップを踏みます。

ともかく、「ドル売り」なのか「ドル買い」なのかだけを合わせるのですから比較的簡単です。これがスポットマーケットです。

このマーケットは、

原則として2営業日後(スポット)を決済日と定め、違った決済日での取引は行いません。

先ほどの例のA社とB社ですが、このスポットマーケットに行くことで、

<取り敢えず2営業日後を決済日として売り買いだけは成立させる>

事が出来ます。

 

よく、「本日の東京外国為替市場のドル円相場は110円50銭です」という形で報道されている110円50銭というレートは、2営業日後決済のドル円相場を表しています。決して5月20日決済でも、3月31日決済でもありません。

世界中から集まってくる売りと買いが始終ぶつかり合っている訳ですから、ちょっと、横を向いて話をしていて、マーケットから目を離していて、気づいたら50銭違うところに動いていたなどという、極めて変動幅の大きなマーケットです。

35歳限界説などと言われる一因はここにあります。

ヴォータン49歳\_(^◇^)_/ (・・?)

 

Ⅱ-1 取引の表記(1)

スポットマーケットでは、基本的にドルを対価(取引の相手)とした取引が行なわれます。ユーロの成立によって、ユーロを対価とした取引も行なわれていますが、基本的にはドルが主軸となると考えて下さい。

ドル対円の取引では

1ドル=110円50銭/55銭

という形で表記されます。これは、マーケットに

1ドル=110円50銭ならドルを買いたい

という参加者と、

110円55銭ならば売りたい

という参加者がいるということを表しています。

よく、TV などで110円50銭<から>55銭で取引されておりますと報道していますが、これは間違いです。

川の片方の岸でドルの買い手が110円50銭、もう片方の岸でドルの売り手が110円55銭を唱えて向き合っている図を考えて下さい。

売り買いが成立するには、どちらかの岸に飛び移るしか無い訳です。よって<から>と言う、いかにも50銭と55銭の<間>で取引が成立しているような表現は間違いであると言わざるを得ない訳です。

余談ですが、ディーラーは決して「50銭から55銭」とは言わず「ゴマル・ゴーゴー」と呼んでいます。
更におまけですが、110円(若しくは最後のゼロ円)をビッグフィギュアと呼びますが、通常これは周知のものとして唱えません。

 

このドルを買いたい参加者のサイドを「ビッド」、売りたいサイドを「オファー」と呼びます。
ここで、サイドを間違わない様にして下さい。この「買い」と「売り」はあくまで、マーケットに「買いたい」人と、「売りたい」人がいる、つまり、マーケットのサイドです。

今、A 社は「ドルを売りたい」訳ですから、ドルを買いたいと手を挙げている110円50銭のサイドの岸に飛んでいくことで取引を成立させることが出来ます。

逆に、「ドルを買いたい」B 社は110円55銭ならドルを売るよと手を挙げている参加者がいる訳ですから、そちらのサイドに飛んでいけば取引を成立させることが出来る訳です。

この場合、ドルを売りたいA 社がドルを売りたいサイド、つまり110円55銭の岸に立つという選択も出来ますが、これは「売りたい」といって佇んでいる訳ですから、相手が都合よく飛び込んで来てくれない限り、取引は成立しません。

今のレートですぐに取引をする訳ではなく、自分にとってより有利なレートで取引したい場合がこの形になる訳ですが、この場合はオーダーを置くことになります。

 

Ⅱ-2 取引の表記(2)

以前は、『世界の主要な通貨は1ドル対○○と表記されています。例外的に、英国と旧英連邦諸国のオーストラリア、ニュージーランドなどが、1ポンド=○○ドルと表記されています。』とご紹介していたのですが、1999年のユーロの誕生で事態が変わってしまいました。

それまで1ドル=1.7580独マルクといった形で表記していた11通貨が、ユーロという統一通貨発足にあたり、1ユーロ=○○ドルという表記の仕方を採用してしまった為、どっちが主流と言いづらくなっています。

このどちらの通貨を主として表記しているかを確認しないと、ある通貨の売りと買いを全く逆転して執行してしまうことになりますので、十分な注意が必要です。ユーロと旧英連邦諸国は、自国通貨を主として表記するということが漠然と言えるのですが、カナダが逆であったりするので、必ずしも「法則」と言うことは出来ません。きちんと覚え、取引の時には確認する様心がける事が肝要です。

 

Ⅱ-3 クロス円

ところで、オーストラリア向けに輸出を行なっているC 社はオーストラリア・ドルを対円で売るという取引をする必要があります。スポットマーケットは基本的にドルを対貨としたマーケットですから、オーストラリア・ドル対円というマーケット(正確にはインターバンクマーケット=銀行間取引市場)は存在しません。

そこで、オーストラリア・ドル対円の取引を行なうには、オーストラリア・ドル対米ドルのマーケットと米ドル対円のマーケットに行ってそれぞれ取引をして、その結果としてレートを出す必要があります。

実際にやってみましょう。

今、スポットマーケットでは

1ドル=111円35/40
1オーストラリアドル(AUD)=0.69 65/70 (米ドル)

で取引されています。

まず、取引の依頼を受けた銀行は、オーストラリアドル(AUD)売り日本円買いの取引を

(1) AUD 売りUSD 買い
(2) USD 売り円買い

に分解します。

マーケットでAUD を買いたいと手を上げている参加者のレート(ビッド)は0.6965ですから、まず

0.6965で「AUD 売り=USD 買い」

を行ないます。

それと同時に、111円35銭でドルを買いたい(円を売りたい)という参加者がいる訳ですから、

111.35で「USD 売り=円買い」

を行ないます。

この結果、USD の買いと売りが相殺されますので、「AUD 売り=円買い」が出来たことになります。この取引をすることで出来た「1オーストラリア・ドルが何円か」を出す計算は、掛け算ですので

0.6965 X 111.35 = 77.55
(1オーストラリアドル=77円55銭)

となります。

スイス・フランを対円で売る場合にも考え方は同じですが、表記の仕方がどちらも

1ドル=111円35/40
1ドル=1.2840/45(スイスフラン)

と同じサイドですので、1スイスフランが何円かを出す場合には、割り算で

111.35 ÷ 1.2845 =86.68
(1スイスフラン=86円68銭)

となります。

スミマセン。スポットマーケットだけでずい分長くなってしまいました。問題のスワップ(フォワード)マーケットは、次回にさせてください。

5時起きして、本栖湖から140キロを時速○○○キロですっ飛ばして来たんで、そろそろ集中力が切れてきました。

 

ちょっと、浴衣でも着て、「第一村人」として発見されに行ってきます(^◇^)

ところで、浴衣はどこに(・・?) 

やっぱりテニスウェアもどきで、、、(^^;)

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