元業界人の品格
本題に入る前にヽ(^-^ )ヒトコト
ヴォータンの娘は某予備校でアルバイトをしています。
自分が高校生の時にお世話になった予備校から、大学入学と同時にバイトに来ないかと誘われたんで、親としては
「ちゃんと人様から評価してもらえる人間に育ったんだな」
と少しほっとしました。
本当は、浪人しないでくれたんで余計な授業料を払わなくて済んでほっとしたと言うところもありますが。
さて、ヴォータンは土日も平日と同じで5時には起きます。
と、何故か娘が6時頃に起きてきて出かける支度をし始めました。
(・・?)ン
実は、今はどの予備校も、娘がお世話になった様に、現役高校生を重要な顧客の対象としています。
そこで、夏期講習や補習授業のビラを高校生の登校時に配ると言う仕事が、バイトの一つとして出てきます。
ヴォ「今日はどこに行くんだ」
娘「○○高校」
ヴォ「あそこは、駅からかなり遠いよな」
娘「ウン。死ぬほど遠い」
ヴォ「暇だから、車で送ってやろうか。どうせビラ配りなんて30分も掛からないだろう。そのまま近所で本でも読んでて、乗せて帰るよ」
娘「いや、まず予備校に寄ってビラをもらわないと始まらない」
ヴォ「じゃあ、予備校までいってビラ積んで行けばいいんだな」
妻「もしもし。お車、しかも運転手付外車でバイト先に行って、荷物運んで送り迎えって、それって何様のバイトなの?」
ヴぉ「お嬢様のバイト(σ^0^)σ白手袋して帽子かぶろうか?ジャケットは紺ブレでいいよな(*^-゚)v?あれ(・・?)、娘はどこだ?」
ヴォ「昔は、土曜日に学校まで送ってやると喜んだのに(σ^0^)σ」
妻「あなた、KYよ」
ヴォ「あ、知ってる。『空気』の話だな。昔、山本七平氏が『空気の研究』と言う名著を書いていて、、ウダウダグダグダ。。。。」
(・_・o)ン? (o・_・)ン?
ヴォ「あれ(・・?)、妻はどこだ?」
と、言うことで昨日も朝から一人静かに読書にいそしむことができました(=^・^=)アレ?
さて、本題は「元業界人の品格」でしたねヾ(´▽`;)ゝ
実はヴォータンも15年程前に本を出したことがあります。一応、3版まで行きましたから、お世話になった出版社の方に、コスト割れの迷惑だけは掛けなくてすんだかな?と思っています。
その後も有難いことに時々お話を頂くのですが、すべてご遠慮申し上げています。
と、言うのは、出版社もビジネス・商売ですから、
「売らんがため」
の誘惑が多いからです。
出版社側は、売りやすくする為に、「偶像・スター」を作ろうとします。そうなると、芸能界と同じ虚飾の世界になってしまいます。
芸能人は、「芸の質」で勝負するのはもちろん、それに華やかな虚飾の衣をまとって個人を偶像化出来て初めて大スターとなります。
それを見る側も、虚飾があることを暗黙の内に了解し、夢の世界を共有する訳ですから何の罪もありません。
しかし、実業界から出る人間は、
「仕事の中身」
「著書やコメントの内容」
で高い評価を得ることが必要と言う点までは芸能人の「芸の質」と同じですが、それに個人としての虚飾の衣をまとうことは、厳に戒めるべきだと思います。
と言うのも、おそらく大部分の読者、視聴者の皆さんは、芸能人と違い「虚飾である」ことを了解されていないと思うからです。
それなのに、「カリスマ○○」、「○年間負けなしの天才○○」、「外資系でバリバリのキャリア」などと言った、その内情を知る業界の人間が聞くと
「え?」
と言う様な虚飾の衣をまとい
「私はこんなことをした」
「これだけの努力をしたから私はこうなった」
「こんな素晴らしい努力をしている」
と言う、「仕事の成果」とは無関係なことを喧伝して、しかもハウツー物としてある種の教訓を垂れている姿をよく見かけます。
一般の読者や視聴者は、それを虚飾だとは思いませんから、
「そうか、自分もああしないといけないんだ」
「あのようにすれば、自分も成功できるんだ」
「あの人のように頑張らなくては」
と真面目に考えると思います。
もちろん、そうやって自己啓発の触媒に使うことを否定する必要は無いとは思います。
しかし、その触媒が、
「実はニセモノであった」
と気付いた時の反動は如何でしょうか?
自己啓発の触媒は、もう少しマシなもの、少なくとも後から
「え?あれは、誇張だったの?」
と言うものではないものであって欲しいと思います。
その意味で、我々業界人は「売りたい側」の意図に迎合し、ある意味自分自身も誘惑に負け、自らに虚飾の衣をまとうことを厳に戒めるべきだと思います。
ちなみに、本人達がその業界に在籍している間にメディアに出たり出版をする時に、「カリスマ○○」、「○年間負けなしの天才」云々と言うことを喧伝することが無いことを考えると、その内容がいかなるものであるかはご想像頂けると思います。
その元業界人の在籍していた業界で、彼等がまとっている衣を本物だと信じる人はいません。
私の業界での話をご紹介させて頂きます。
ヴォータンが尊敬するある先輩は、元業界人の某氏の書いた本を若手が持っているのを見つけ、その場で破り捨てました。
ヴォータンも彼がその本を持っていることに気付いていました。ただ、書いてある内容にそう問題は無いので、無視していたのですが、先輩はヴォータンに言いました。
「こいつを祭り上げることは業界の為にならない。勘違いする奴が絶対に出てくる。間違っても若い連中に読ませるな!」
