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2009年6月 3日 (水)

「世界経済危機 日本の罪と罰」「未曾有の経済危機 克服の処方箋」を読む

世界経済危機 日本の罪と罰 Book 世界経済危機 日本の罪と罰

著者:野口 悠紀雄
販売元:ダイヤモンド社
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未曾有の経済危機 克服の処方箋―国、企業、個人がなすべきこと Book 未曾有の経済危機 克服の処方箋―国、企業、個人がなすべきこと

著者:野口 悠紀雄
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失礼な言い方になってしまいますが、日本の大学の先生には、金融の実務に関しては、ほとんど素人同然の方が大勢いらっしゃいます。

 

「為替の先物レートが、将来の為替レートの水準を規定している」

と言う、珍妙な論文を見て、ひっくり返ったことがありますが、事実です。

確かに、超長期的には金利水準=インフレ率と考えると、購買力平価説から

「為替レートを規定している」

と言えないこともないでしょうが、6ヶ月やそこらの先物レートで

「将来の為替レート云々、、、」

と言われたのでは、ビックリしてしまいます。

 

余談はこの辺にして、この野口悠紀雄先生は、日本版MBAを目指していらっしゃるだけに、実務家との情報交換もきちんとされている様で、浮世離れした話は書いていらっしゃいません。

 

考え方、現状認識もヴォータンと驚くほどそっくりです。

 

「そんなにアメリカが嫌いですか?」(2009/3/3)

http://wotan.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-5b9e.html

 

にも書きましたが、

「アメリカの貪欲資本主義の崩壊」

「アメリカ型市場原理主義の蹉跌」

などと言う考え方が、いかにおかしいかと言うことを野口先生も書いていらっしゃいます。

 

また、一部輸出産業の頑張りに、日本国全体がおんぶに抱っこ状態となってしまったことから、今回のように外需が落ち込んで、輸出産業が苦境に陥ると、日本全体が落ち込んでしまうと言う点に関しても、同意見です。

 

この2冊は、重複しているところもありますが、現在起きていることを、間違ったバイアスを掛けずに見る為には、非常に有用だと思われます。

 

おまけですが、

「自分に投資せよ」

「読書が重要である」

と言う点でも同意見です。

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