「まんが パレスチナ問題」を読む
| まんが パレスチナ問題 (講談社現代新書) 著者:山井 教雄 |
最近の新書は、中身はまさに「新書レベル」で薄っぺらでも、タイトルで売ってしまう(例えば「お金は銀行に預けるな」なんて悲惨な本もありましたね)ものが多いのですが、この本は逆に見事なタイトルのつけ損ないだと思います。
「『お金は銀行に預けるな』は見事なコピペ本でした」(2008/7/3)
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いきなり「まんが!」ですから、ちょっと教養の高い大人は書店で手を伸ばさないと思います。
ただ、タイトルとは裏腹に、内容は非常にしっかりしていますし、ヴォータンが一番大事だと思う
「難しいことをやさしく書く」
と言う姿勢をきちんともって書いています。
まあ、それがちょっと行き過ぎて「まんが」なんてタイトルをつけてしまったんでしょうが、、、
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教が同根の宗教で、いかに相似性が高いかと言うことから始まって、今のパレスチナ問題を複雑にしたのは、イギリスの二枚舌外交であることまで、正確に記述されています。
また、今では無法なテロリストを排出する、非寛容な危険な宗教と言う印象が強くなってしまったイスラム教が、実は一番寛容であると言うこと(世界史で習ったと思いますが、、、)
むしろキリスト教の方が、はるかに高圧的に異文化を破壊したこと
など、一応知っているはずのことに関しても、もう一度頭の整理ができます。
さらに、第一次中東戦争以降の動きも、わかり易くまとめられていますし、アラファトが無能でしかも私利私欲に走っていたことも、きちんと書いてあります。
タイトルは変ですが、是非読んでおくべき好書だと思います。
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